勝手に予測して書いてみる

休みの都合で7月14日のみでしたが岩見沢で行われたJOIN ALIVE(ジョインアライブ)に初めて参戦してきました。

実際にライブを観れたのは尾崎裕哉・ゲスの極み乙女。夜の本気ダンス・ジェニーハイ・トータス松本・ALEXANDROS・MAN WITH A MISSIONの計7組。

JOIN ALIVEに参加しようと思ったのはジェニーハイが見てみたかったという理由だった。ジェニーハイは演奏も素晴らしく・そして面白く大満足の内容であったが、一番感動したのはトータス松本だった。

 

トータス松本のステージはメインステージではなく、はっきり行って小屋レベルの小さな舞台。トータス松本の名義でクレジットされていたので、一人でアコギでも鳴らしながらのライブかと想像していたのだが、実際出てきたのはトータス松本・ジョンBチョッパー・サンコンJrの3人ウルフルズで登場し、いきなり「ええねん」のイントロが流れる。当然盛り上がらないハズはなく小屋レベルとは思えない終始熱狂と興奮とサプライズが入り混じった極上のステージだった。

ウルフルズでの参戦は思いつきでマウントアライブの偉いさんに言ってみたら本当に実現したらしい。 トータス松本談。

 

僕はウルフルケイスケが現在ウルフルズとしての活動を休止していることを恥ずかしながら知らなかった。ウルフルズのオフィシャルサイトでは「ソロ活動に専念したい」との事。ネットではトータス松本との不仲だ確執だと好き勝手に書かれているが、個人的には不仲・確執が理由ではないと思っている。

 

*ここからは僕の勝手な妄想の世界です。異論は認めない。

 

何故ソロ活動に専念したいと思ったのか?

それは「ゴールまでの距離が違ったから」ではないかと思う。

うまく例えられないけれど、ウルフルケイスケはミュージシャンとしてのある程度のゴールを42.195km先に置いて走っていたと思う。当然その距離を走り切るだけでも凄いことだ。

しかし、トータス松本は100km先にゴールを置いていたのではないだろうか。しかもウルフルケイスケと同じかそれ以上のスピードで走っている気がする。

 

それくらいトータス松本人間力は凄い。

エンターテイメント力・コミュニケーション力、何よりお客さんに楽しんで帰ってほしいというおもてなし力がハンパない。全ての力がオーラとなって纏っているのがわかる。きっと天性のモノというのもあるとは思うが、苦難にぶつかり打ちひしがれ、どうしようもなくなっても勉強をし打開策を考え実行に移し困難を乗り越え続けてきた努力の賜物のように思えて仕方がない。僕も何人か人間力の高い人と話をさせてもらったり一緒に仕事をしたが、皆共通している部分はその1点に尽きる。

 

ただそういう人の唯一の弱点は一緒についてきてくれる人が少ないということだ。

 

同じ想いのなか「一緒に頑張っていこうぜ!!」とスタートしたものの、時間の経過とともに段々と脱落者が出てくる。

「かなり本気でやってきたつもりだけどそこまで本気にはなれない。」が「音楽性の違い」という本人以外真相がわからない理由にすり替わっていくのではないか。あくまでカンだが。

 

2014年頃だったと思うがウルフルズが活動を再開した時に、情熱大陸ウルフルズに密着していた様子が放映されたのをみたが、そこでサンコンJrトータス松本に叱責されているシーンがあった。技術的なことよりも精神面的な部分での揉め事だったと記憶しているが、今のウルフルケイスケの脱退が決まった時もそんなやり取りがあったのではないかと想像してしまう。

 

これはウルフルケイスケトータス松本を心から嫌いだから起こる事ではないし、逆にトータス松本ウルフルケイスケの事を心から嫌いだから起こる現象ではない。

何年も一緒に活動してきたのだ、一緒に演奏しているのは楽しいんだ絶対。

ただ、「ビジネス」が関わってくると窮屈に感じてしまう様になっただけなのだ。

 

今後のウルフルズはどうなっていくのだろうか。また4人で活動再開してくれるのだろうか。それが一番うれしいけど、やってる本人達からしたらそんなに簡単なことではないだろうし。人は一人で生きられないけど、みんなで一緒に生きていくのも窮屈なものなのだ。

 

しかし、JOIN ALIVEで演奏されたトータス松本のソロ楽曲『明星』が凄く良かった。また生で観たいものだ。今度は4人で。