人は理屈で割り切れない
母がとうとうボケ始めたと妹からLINEがあった日、実家に少しだけ顔を出した。
「元気?」などと2~3回言葉を交わしただけだけど母はいつもと変わらなかった。
ただ、「だから大丈夫」ではきっとない。
母方の祖母もボケていったのだから
恐らく、「まだ症状が顕著に出ていない」が正しいのだと思う。
妻にもこの事を伝えたら開口一番「早く病院で診てもらったほうがいいよ」と言われた。
きっとそれが正しい選択だと僕も思う。
でもきっと病院に連れては行かないだろう。
母の幸せとはなんだろう。
仮に病院へ連れて行って奇跡的にボケが治ったとしても、
それは病院の先生から母に「公式にあなたはボケ老人です」と宣告されることが必要になる。
ちょっと極端に表現したけど、それくらいのショックを受けると思うんです。
実際病院に通ってもボケの進行を遅らせるくらいの効果だろうし、
それと引き換えにメンタルに大ダメージを与えるのは割りに合わないんじゃないだろうか?
ボケたばあちゃんの世話はあまりしてない僕でも大変だった。
主に世話をすることになったらもっと大変になるだろう。
でも、それでもいいかなって思う。
いままでたくさん世話してもらったのだから、そのお返しをしたっていいはずだ。
いつか僕のことまでわからなくなってしまっても、お返しは続けよう。
妻には迷惑を掛けてしまう事になるから少しづつ話しながら理解してもらえるように話し続けよう。
あとはどこに先回りして配慮できるだろう。
母
「母のボケが進行しててやばい」
と妹からLINE。
母は今年で65歳。ボケるのにはまだ早いとは思うが、確かに物忘れは少しずつ多くなった気はしてた。
LINEのきっかけになった出来事はこうだ。
母が晩御飯の支度をしていた時のこと。
おでんの種として、ひき肉としらたきが入った巾着を作ろうとした所、作り方がわからず「こんなの作ってたっけ?」と言い出したとのこと。
この巾着は私も子供の頃から大好物でレシピは何も見なくても身についているはずだった。
それがわからなくなったというのは、たとえ冗談だとしても笑えない。
父も妹もさぞびっくりしただろう。
母方の祖母はもう天国に逝ってしまったけど、晩年はかなり認知症が進んでいた。
同じ戦争の話は何度もしたし、全うするまでの1週間ほどは母のことも覚えていなかったらしい。
私も長男として母が祖母と同じようになるかもしれないとは、少し覚悟もしていたつもりだが、流石に早すぎる。
認知症として無理矢理にでも病院に相談させるべきだろうか。
でも「認知症の疑いがあるから病院に行こう」なんて急に言って傷ついたり・ショックを受けたりしないだろうか。
とりあえず今日はちょっと顔を出そうと思います。
思いつかない、のらない
企画を考えなくちゃいけない。
3年間続けてきた日ハム企画。
でも、これといった企画が思いつかない。
優勝とかクライマックスシリーズに進出してたらまだ予算も出やすいけど今年は5位。
企画名は日ハムありがとう企画になると思うんだけど何をしよう。
毎年やっていることを踏襲するなら楽なんだけど、それではダメな雰囲気が出ているし。
なにか商品をセット組みするのも、いい商材が見つからない。(っていうかハム製品もないし)
北海道のお土産メーカーには独特のルールもあるのが邪魔くさい。
低予算で面白い1週間位でページを作れる企画。
そんなもん、今の俺では思いつきません。
…ベタな企画で手打ちませんか?
失敗する人のパターン
仕事をしていて失敗することは誰にでもある。
ただ、「またアイツか…」と失敗を何度も起こす人も存在する。
そういう「またアイツか系男女」はなぜ特定の人に集中して失敗が起きてしまうのか?
個人的に大きく分けて2パターンに分かれると思う。
失敗が苦ではない人と
一人でたくさんの仕事を任されている(押し付けられている)人だ。
失敗を苦としていない人は、極端に言えば失敗によって迷惑を掛けるお客さんやアフターフォローをする職場の仲間達に対して、他の人より罪悪感が薄く責任感も乏しい様に思う。また職場の仲間や上司にお説教されても「(謝罪の気持ちが薄まった)すいません」を堂々と連呼する能力に長けており、良く言えばハートが強いタイプだと思う。
このタイプの人間がまだ20代以下であれば修正出来る可能性はあるが、30代以上の場合はほぼ諦めたほうがいいと思う。はっきり言って手の施しようが僕には思いつかない。
ただ、後者の一人でたくさんの仕事を任されている(押し付けられている)人にはお説教をする時に少し気を使う必要があると思う。
このタイプの人は「人にやらせるより自分でやったほうが早い」と思っている人が多く、どの仕事もちゃんとしっかりやりたい職人・芸術家気質の人がなりやすい。
このタイプがある程度ハートが強く、出来ない(やりたくない)仕事をしっかり断れる人であれば失敗は少ないのだが、ハートが弱くキャパオーバーになりかけているのに、押しの強い上司や仲間からの依頼を断れない人。例えるなら「やさしい人」と評価される人間は要注意だと思う。
基本的に仕事は出来るので、はじめに与えられた難易度1~2の仕事をどんどんこなしていくが、気がつけば難易度1~2の仕事が20~30個と増えている。こうなってくると「○○君(さん)に任せれば大丈夫」という絶対的な信頼という名の都合のいい便利ロボットが誕生する瞬間が訪れる。難易度5~7の仕事を頼まれる様になり、最終的には難易度MAXの仕事を放り込まれ、気がつけば完全にキャパシティーオーバー。
結果、難易度1~2の仕事でミスをして仲間から「どうしてこんな事もできないの?」と叱責されるのである。
叱責する側は「この人は仕事が多くて大変だ」とぼんやり分かってはいるが、どれくらい大変かという所まではわからない。というか、その人の仕事をやったことがないからわかりようがないのだ。叱責された方も自分のミスということで反省するが、その副作用として「オレにばっかりめんどくさい仕事を押し付けているくせに」という気持ちが産まれてしまう。この気持が溜まっていくとある瞬間に爆発し急に仕事に来なくなったりしてしまうのだ。
結論を言えば叱責する側もされる側、どちらも悪い所がある。
だからこういう状況になっていることに気がついた人は、自分の地位に関係なく助け舟を出してあげてほしい。叱責する前に仕事の蟻地獄に陥っているのではないかと一呼吸置いて「こんなミスあなたらしくないね。仕事の量増やしすぎた?」と声を掛けたり、「新しい仕事を教えてくれませんか?」と声を掛けてほしい。掛けられた方は「この人には難しくてできない」とか思わずに素直に甘えてほしい。ただ日常会話をするだけでもいいから、何か温かいアクションを起こしてほしいと心から思う。
30代を過ぎていくと自分の性格やクセを変えることはほぼ不可能に近い。運動が得意な人・苦手な人がいるように、自分は当たり前にできることが誰かは苦手だったりするものだ。頑張ってやっているのに楽しくないのは辛いから、こういうことが早くなくなるように祈るばかりです。
今降りてきたこと
最近は世間に優しすぎるよなと思ってて。
例えば楽天とかAmazonとかインターネット通販の世界で、○日に買ったらポイント5倍とかすごくわかりやすい企画が乱立していて便利だなー、お得だなー、という価値は感じやすくなったけど、ネットで買い物してて楽しいなーという感覚はなくなったなって思って。
最初から最後までスライムしか出てこないドラクエみたいじゃないですか?
なんかつまんない。
カンダタ倒す位の難易度のルールを設けて初めて購入出来る企画とか商品があってもいいよなーと思う。(例えが難しいか 笑)
「お客様は完全にお得」っていうのは出店者側に取ってみたらただの苦痛でしか無い。それで楽しく思われないんだからやる旨味って全然無いんじゃないか?
購入者側にもある程度のストレスがないと楽しい企画にはならないと思っているので、それを突き通すのもありかなと。
偏った平等理論が降り掛かってくるだろうけど、やっぱりお客さんも出店者も楽しい企画を僕はやりたい。
いや、そんなに悩んでないから!
今日読んだとある方のブログで「悪い習慣がやめられない」とか「良い習慣が続かない」理由を「自分の意志が弱いからだ」と悩んでいては一生解決しませんよと書いてあった。
例えば「ダイエットしたい気持ちはあるんだけど続かない。私の意思弱いからな…。」と悩んでいたとしたらそれは違いますよと。
それは意志が弱いんじゃなくて、そこまで辛い思いをしてまでダイエットしたくないって事なんだよと。意思が弱いという抽象的な理由ではなく、本当の理由と向き合っていかないと根本的な問題は解決しないから、これこれこういう方法で解決していきましょうよと。
非常にざっくりですがそんな事が書いてありました。
*本当はすごく丁寧に具体的に心情にも寄り添っておりました。
いや、ダイエットしたくないってことは間違っていないと思うんですけどね。
根本的に1mmもダイエットしようと思っていないと思いますよ。
「ダイエットしなくちゃー」は「自分は今の体型に満足してませんよー(そんなに不満にも思っていないけど)」というアピール。
またはただ話すこと・質問することがないから言っているだけ(聞いてほしいだけ)だと思います。
基本的にこういう事言う人の大半は女性じゃないですか?
女性は周りから良く思われたい願望も持ってますけど、「別にどう思われていもいいし」という図太さも併せ持っています。
また女性は抱えている問題を誰かに相談する時に望むことは、解決案よりも「ただ聞いてほしい。(出来れば同調してほしい)」事を強く望んでいます。
極論を言えば、話をちゃんと聞いて無くても「うん、うん」とうなずいているだけでいいんです。テレビを見ながらでも「うん、うん。(たまに)それで?大丈夫?」と言うだけでいいんです。
女性も「ちゃんと話聞いてないな」とはすぐに思いますがそれでもいいんです。最低保証は貰ってるわけですから。
*あくまで極論の話ですよ。
夫婦間や恋人間で悩み・愚痴など女性側から男性側にするパターンが多いと思いますが、男性側からすると、それを聞いているのは非常にしんどいです。
それが毎日になればなおさら。
男は女性と違い、何か相談する時は具体的な解決策を望みますから。
仕事終わりに、特にオチもないあっち行ったりこっち行ったりのマイナスイメージの話を聞いているのは男にとってただの苦行。
「こうしたらいいしょ!」とか「疲れてんだからヤメロ!」とか言いたくもなります。
でも、女性にとっても日頃のストレスをただ話すことで発散させることは非常に重要な
アクティビティです。これをさせないと自分に強烈なしっぺ返しが来ます。
そっけない態度・無視・浮気・不倫・離婚等の家庭不和の元になりますので、上手な聞き流し方を会得するのは重要でしょうね。
それが無理な方は、どんな苦行にも耐えることができる精神力を身につけ毎回誠心誠意対応し続けるか、北朝鮮のようにマンセーを言わせる奥さんにさせる洗脳教育をするしか無いですね。
まぁ、僕はそんなやり方わからないですけど。